地下鉄始発駅に住む

日常

さあ、帰省だ。数日間札幌の人になりますよ。
人数少な目の通勤客に混じって空港を目指します。いつもの駅を通り越し、浜松町からモノレールだ。案外揺れるぞモノレール。
空港で土産を買って、焼きたてバームクーヘンを飛行機に持ち込んで一気に空の人となる。
一瞬寝た隙にもう北海道着ですよ。早いなあ。千歳は思ったより暖かく、気持ちのいいさわやかさ。ああ、北海道っていいなあ。
まずは第一目的である嫁の方の墓参りをする。そしてホテルに入る。一瞬で寝る。18時頃むっくり起き上がる。そして第二の目的を達成する為に狸小路へ向うのだ。
11丁目のホテルから狸小路の2丁目まで歩く。店がなんとなく入れ替わってるね。街は変化するものですね。

そんなこんなで到着したのは「靴の名取川」。そこで買うのは冬底のビジネスシューズだ。関東だと冬底ってもんが存在していないのですよ。たまに降る雪に対応できんのです。以前から冬靴はなんか知らんがここで買う事が多いのです。主のような店員さんにいつも相談するとイイのを見繕ってくれるのです。
ですです。
時期外れの処分価格になったトラッドな靴を勧められるままに購入。うむ、いいもの買った。
ではこれから第二部の始まりさ。


まず1軒目は福鳥本店。煙モクモク炭火焼き鳥です。焼き台を見てるのが楽しい。接客の良さなんて皆無。そんなもんいらねえから焼き鳥食いながら酒飲みたい人向きのストイックな店です。

焼酎水割りはコップ一杯の焼酎とコップ一杯の水、そして氷の入ったグラスをくれるのだ。後はセルフでお好みの濃さでどうぞって事ですよ。このストイックさにもう身悶えるわ。そして焼き鳥皮。焼けるまでのつなぎで漬物を注文。
最近のおしゃれ居酒屋もいいけど、この店で食ってからコロンビアに行けって話だ。福よし行くなら鳥源を食らってから行けって事だよ。


濃い目の焼酎で勢いが付いたので2軒目。
今度はおでん。つゆが真っ黒。でもしょっぱくない。これがイイんだわ。まず芋焼酎水割り。おでんは豆腐とたけのこ。たけのこは笹竹でしょ、やっぱり。道外だとたけのこをおでんに入ってる事が珍しく、もしもあったとしても孟宗竹ですよ。
おでんは笹竹ですよ。ねえ、奥さんそう思うでしょ。

2杯目の焼酎と共に頼んだのはわかめ。おでん屋でわかめって珍しいよね。更に量がたっぷり。
締めでいくならここでご飯を貰ってわかめおでんおじやにするのだが、まだまだ目的があるのでここは我慢。
年のせいか食えなくなってきたなあ。


この後ふらふらとススキノを歩き、行きたかった店の前を通るが、旅の疲れにふくらはぎを襲われ始めた。
もう限界が近いな。写真だけ撮って終わりにしよう。
それでは最終目的というか、今回の帰省で食べたかった物に行きましょう。
それはこれ。

札幌ラーメンの味噌味。
焙煎味噌の「みのや」です。
東京にも美味しいラーメン屋はあるんだけど、ベクトルが違うのですよ。良い悪いじゃなくってこれがいいのだ。


いやぁ、帰ってきたって実感するわ。