地下鉄始発駅に住む

忘却

3泊4日日程の出張を終え、足早に家族の下に帰ったものの、娘の反応は冷たく、「どちら様でしょうか?」って顔で迎えられた。
その日の夜は結局他人のような扱いだったが、翌朝、着替中にパンツ一丁になった瞬間に父だと理解したらしい。
「あら、お父さんいたのね。どこ行ってたのよ。」てな感じの満面の笑みでテンションMAXに。
そうか、父の姿はパンツ一丁であると認識しているのね。