地下鉄始発駅に住む

課程

先日、嫁と話していたら、「カレーを箱の裏に書いてあるとおりに作った事ないね。」って事になった。
材料なんて鍋イッパイまで入れるし、ワインとホールトマトと野菜の水分でほぼ満たされるから、水なんて気持ち程度しか入ってないし。
そんな流れで、一度そのままで作ってみようとなった訳で。
用意した分量の野菜のココロモトナイったらありゃしない。玉ねぎ少ねぇなぁ。
肉と野菜を指定どおりの大きさに切って、鍋に投入。軽く炒めたら規定量の水を注ぐ。こんなに水を入れたのはキャンプで大量製作した以来かも。
指定どおりの煮込み時間を経て、カレールーを溶かし、これまた指定どおりに煮込んでいく。
ここまで味見は無しだ。気を抜くと味を見てしまいそうなので、ぐっと我慢する。当然嫁にも味見はさせない。ツライ、ツライ時間だ。夫婦揃って苦悶の表情が浮かぶ。
そして完成。
ご飯をよそってカレーをかける。ドキドキしながらの一口目ですよ。
「コレがメーカーの目指した味なのかぁ」自分が言う。嫁がうなずく。
美味しいじゃないですか。いつものカレーとは大分違うけどね。
誤算だったのは、使った鍋の火の通りが良過ぎて、じゃがいもが崩れかけた事か。
ベコベコのステンレス鍋を使えばよかったのかなぁ。