地下鉄始発駅に住む

失速

5時に目覚めた為、せっかくなのでバイクに乗ってみる。正直7ー9月は毎日30度越えなので乗る気になりません。早朝ならまだいけそうですよ。
しばらく乗ってなかったせいか、エンジンの掛かりが悪い。チョークを引いて何とか始動。アクセルをあおってもツキが悪い。キャブ詰まりし始めたかなあ。
そろりそろりとマンションの駐車場から出して暖気をしていると、住人たちが次々と出て行く。そうか、ラジオ体操か。住人のおっさん達は一様に「おお、400シーシーか?」と嬉しそうに声をかけてくれるが、女性陣は会釈してすいっと行っちゃうのね。
まあ、いいけど。
さて、アイドリングも落ち着いたので行ってみましょうか。静かに走り出て、町内を抜ける。信号を越えて陸橋を一気に駆け上がる。回れバリオス! 1万6千まで一気に回れ!!!
トラックも営業車も少ない道をすいすいと行きますよ。
と、そんな感じの信号待ち。ちょっと吹かしたらストンとエンジンが落ちた。
「?」
カブッたかな?そう思い、セルを押してみるが、「ギュワン、ギュワン、ギュ・・・・」
あぁ、これはバッテリーが逝ったヤツだ。まずいぞ!車道から出なければ!!!
片側3車線の右端の車線から歩道に向ってバイクを押す。そして走る。まずい、信号が変わる。走れ俺っ、乗り切れ俺っ!!!
青に変わる寸前で歩道に到着。よし間に合った。さすが俺。
ここで周りを見渡してみるが、スタンドは見当たらず、朝の7時じゃ店もやってない。だが諦めないぞう。こんな時の為に入ってるのがJAFですよ。JAFに電話し、慣れた感じで症状と現在地を告げる。
慣れててどうする。
あとは路面電車を眺めながら救援を待つとしましょう。短いツーリングだったなあ。