地下鉄始発駅に住む

類似

北海道にはない北海道ラーメンチェーンがある東京ですが、時計台やら純連やらは進出してきております。土地代プラス価格ですけどね。
そんなこんなで遂にさんぱちもやって来たようです。あの塩気きつめのラーメンを懐かしく思い、行って参りました。
札幌の店構えとは大きく違い、カウンターのみのいわゆる普通のラーメン屋のたたずまいですよ。ところ変わればって奴ですね。
目の前で調理するところが見えるのですが、見ているうちに不安が高まります。野菜を中華なべに入れるのですが、鍋をあおるわけでもなく、ろくに炒めません。ああ、なんかもう違う。そしてそのままスープをザーッ。味噌をといて煮込み始めました。
ああ、明らかに違う。
それじゃ煮野菜だよ。香ばしい炒め野菜の風味とパリッとした食感が札幌ラーメンなのに。さんぱちでさえちゃんとやっていたのに。そこが最大の特徴なのにぃ。
なぜキモを東京スタイルにする?
出てきたラーメンはさんぱちじゃありません。さんぱち風です。チャーシューも薄いの一枚です。


と、ここでハタと思い出した。そういやさんぱちってその時代時代で味とか盛り付けとか変えてくるんだよなと。
もしかして今のさんぱちはこうなのか?
野菜は炒めない事にしたのかも。チャーシューも以前のように乗せなくなったのかも。


そうか、時代の流れなのかなあ。
そしてさんぱちは「僕の札幌ラーメン」から消え去って行った。