地下鉄始発駅に住む

定番

どうやら梅雨に突入したようです。昨日なんかは気温が22,3度だったにもかかわらず、ちょいと歩くと一気に汗が噴くのですよ。きっと恐ろしいほどの湿度に覆われてるはずだ。
そんな金曜日を乗り越えて本日は温泉に行って見ようと思います。
札幌にいる時は思い立った瞬間、車で一時間行けばヨリドリミドリの温泉選択が出来ましたが、こちらは距離感も土地勘もない。それ以前に温泉を知らない。
だから一番有名と思われる熱海に行ってみる訳やね。
移動手段は電車。川口から京浜東北線で東京まで行って、東海道線に乗り換える。それだけ。それだけで熱海に着くのです。所要時間は二時間半くらい。
あっけない感じ。


朝ごはん食べてゆるゆる支度が出来たらたらたら歩いて川口駅へ。土曜の昼前は電車が空いてるねえ。東京駅で乗り換えようかと思ったけれど、混んでそうなので川崎まで行く事にする。
川崎駅のホームに電車が入ったその時、東海道線の快速列車が発車。しまった、一本早けりゃアレで行けたのに。20分の待ち時間が出来たのでコーヒースタンドで一休み。あああ、ゆるい行程だなあ。時間の制約が無いからこのままだらだらいきそうだ。
こっから80分乗り続けると着くのですが、途中に平塚、湘南、茅ヶ崎なんて聞いた事のある知名があるとちょっとテンションが上がる。心の中でサザンが流れるぞ。
それにしてもいろんな人が乗っては降りますね。ロッキーホラーショーみたいなババア2人組とか不思議なステップを踏む赤シャツの兄ちゃんとか。小田原、熱海に近づくと初老のご夫婦が増えてきたり、口開いてがっちり寝てたおっさんが目覚めた瞬間にビール飲み始めたり、うらやましいぞ。


さあ、着きましたよ。どんより曇った梅雨空の熱海です。まずはアーケードの商店街に行って昼食だ。熱海の名物って何だろうね?
ぐるっと一周して海産系の食堂へ行くよう。
自分はキンメダイの煮付け、嫁は鯵刺し定食と生シラスを注文。煮付けの色が予想以上に黒くてびっくりだ。静岡はおでんも真っ黒らしいからこれが普通なのか?

思ったほどしょっぱくなくてうまいな。
キンメとキンキのイメージがどうしてもダブるのだが、全く違う魚なんだね。キンメは淡白な白身で、キンキは脂タップリ。こっちでキンキはアホみたいな値段がついてるのでなかなか食べることが出来ないぞ。
そんな感じでお腹一杯なったところで温泉に向かいます。アーケードを抜けると五月みどりの店ってのがあって、雑貨やら服やらが売っていた。更には本人がいた。関東に来て初めて芸能人を見たよ。


霧雨の中、海に向かって下り続けて目的の温泉へ。温泉は久々ですね。貸しきり状態の湯船で浮いてみる。温泉っていいなあ。
温泉を出て目の前の海に出てみる。なんかこうやって海を見るのも久しぶりだ。雨さえなければもっといいのにねえ。
海岸線を歩いて駅に向かうと有名な「お宮の松」があった。横目で見ながら通り過ぎ、坂道を延々と上って行く。熱海の駅はずいぶん上にあるのね。気温は20度くらいみたいだけど、湿度が高くて汗が噴出してきますよ。
せっかく温泉に入ったのに。
駅前商店街は5時を過ぎると次々に閉まっていく。いくら以前に比べて観光客が減ったからといっても早すぎるだろ。5時過ぎに着いた客が見たらゴーストタウンですよ。


駅前の喫茶店でコーヒー飲んで一休みしたら帰りますか。
帰りももちろん在来線の旅です。
なんかすぐ寝ちゃいそうだなあ。