地下鉄始発駅に住む

一時帰還

12月29日
キャンセル待ちでやっと取ったチケットを握りしめて空港へ向かいますよ。家から空港まで乗り換え入れて1時間ちょっと。近いと言うか、便利と言うか、いい環境だなあ。
チェックインして荷物を預けたら案外時間がない。お土産をちょっと見て、朝ごはんを飛行機内で食べようと空港内のコンビニへ。9時半出発予定だったけど、千歳空港での雪の影響で離陸に20分ほど遅れが。待ち時間でゆっくり弁当を食べる事ができて案外ラッキーじゃん。乗り込み前に弁当食べ終わって、離陸してからスタバで買ったコーヒーをいただく。雲の上は揺れもなく快適ですな。滑走路の空き待ちでちょいと旋回したけれど、すんなり千歳空港にやってまいりました。さすがに寒いな。やっと冬が来た感じだ。
今夜の宿は札幌駅近くのホテルなのでまずは荷物を預け、昼ごはんへ向かいましょう。帰ってきたら行きたい店とか食べたい物を考えてみたけれど、案外無いものね。てなことでコロンボで煮込みハンバーグカレーを食う。ルーをおかわりして食う。アイスももれなく食う。
腹いっぱいでホテルに戻り、約束の時間まで爆睡。
さあさあ、今夜はどこで焼酎を飲むのかな?いつものメンバーと合流して雪降る冬の札幌の東側を歩くよぅ。目的の店はすいていて年末を感じますねえ。本日のメンツは痛風3人、酒飲んじゃいけない人が1人、何飲んでもいい人1人の5人で始まりますよ。ここでビールで乾杯したいがそうはいかない。
なぜなら痛風だから。
尿酸値が高いから。
酒のサカナは健康についての考察です。矛盾ありすぎだ。その後はレベルの低い話で大盛り上がり。40の会話じゃ無いなあ。
女子無し宴会は二件目も低レベル。しゃべりすぎてのどが痛いわ。さてお開きにして帰りますか。ではみなさんよいお年を。



12月30日
うむむ、最近の札幌のホテルでは朝食バイキングにスープカレーも並ぶのね。すげえなあ。
さてさてそれでは家に帰りますか。まずは奥方の実家へ。地下鉄に乗って移動ですよ。ちこっと休んだら更に親戚回りへ。せっかくなのでスーパー行って、白石駅あたりをぐるぐるまわって、行ってた床屋が無くなっててなんか凹んで。更には近所のニトリダイソーになってるし。
ちょっとずつ変わるなあ。以前はとにかく吠えてた近所の犬も小屋から出てこないし。



12月31日
さすがに大晦日は車が少ないね。雪も少ないし、穏やかな年末ですな。こんなにゆっくりしてていいのかしら。それにしても冷たい空気は気持ちいいねえ。冬はこうじゃないとね。
お寺行ってお参りして、寺の犬を撫でまわして、ぼやっとテレビなんか見て、風呂入って、豪勢な夕食食べて、年越しそば食べて。
さて、バッタバタしてた前半が嘘のように静かな大晦日を迎えることができました。来年はどんな年になるのかなぁ。



1月1日
本日は朝から実家移動いたしますよ。そんでもってばあちゃんとこに年始挨拶に行かなくちゃ。
親戚の家に行ったらばあちゃんは元気だし、いとこの子供はでっかくなってた。もう中学生かぁ。早いなあ。お年玉をあげて、年始の宴が始まります。去年も聞いたような話が繰り返されてたような気がしたが、私の目下の問題はプリン体の少ないすしネタは何かという事だ。そしてそれは嫁の分とトレード可能かどうかって事だ。
家に戻ってから近所の神社に初詣。嫁のブーツにスパイクピンを打ち込んだので滑らないとは思うが、足の運びがめっちゃ怪しい。無事に往復できるかな?そんなこんなで神社につくと鳥居の前まで人の列が。いつもながら混んでるなあ。じりじりと境内を進みます。うおぉっ、風が寒い!!たまらずフードをすっぽり被る。むぅ、ダウンのフードがこんなに便利だったとは。それにしても埼玉からいきなり札幌の冬はきつい。おみくじも末吉で微妙だし。
すっかり冷えちゃったので裏の温泉に行こう。足を延ばして更にだらっと行こうぜ。



1月2日
まずは函館に行ってから夜の北斗星で帰りますよ。駅に早めに着いたので予定よりひとつ前の特急へ乗車。振り子じゃないので遅いけれど揺れません。天気は良いし、内浦湾沿いに室蘭は見えるし、駒ヶ岳はくっきりだし、いい出だしですな。このまますんなり帰りたいねえ。


函館で塩ラーメン食べてレンタカー借りてばあちゃんがいる病院へゴー。軽のFFでも結構走るじゃん。加速はひどいけどな。山の上の病院について病室へ。こちらのばあちゃんも補聴器なしで受け答えできておりまして、90歳超えてるにしては元気ですよ。ひと安心したところでおじさん宅とじいちゃんの寺へ。すいすい来てるつもりだったけど、もう外は暗く、レンタカーの返却時間がやってまいりました。
荷物をいったん函館駅のロッカーに入れて、北斗星の出発までゆっくり夕ご飯でも食べますかね。実はすでに問題発生していたのだが、全く気が付かず。
居酒屋は軒並みお休みなのでラッキーピエロでハンバーグオムとチャイニーズロコモコを分け合ってたべる。すごいボリュウームだ。もう体が対応できん。だらだらしてみたが、時間が余ってるので温泉でも行こうかと思ったのだが、市電は年末年始ダイヤで19時が最終だってよ。うわ、どこにも行けねえ。ホントに観光で食っていこうと思ってる街とは思えんわ。
散歩したり、コーヒー飲んでるあいだにいい時間になったので函館駅に戻る。そこでだ、嫁が改札横に何かを発見。そこには黒板に北斗星運休のお知らせが。


へ?


まじかい。函館は快晴だが、東北では大雪で線路上に1mの積雪があるらしい。選択肢は新青森まで特急で行って、新幹線で帰る事と飛行機でぴょんと飛ぶ事。いずれにしても函館1泊決定です。もっと早くわかってれば違う方法考えたんだが、もう遅い。さて、近くのホテル取って、とりあえず風呂に入って、寝てしまおう。なぜなら明日はハードだからだ。



1月3日
気を取り直して帰りますよ。ホテルから手持ちの荷物をひとまとめにして自宅へ発送。小っちゃいバックを一つずつ持ってまずは函館駅から新青森駅へ行くよぅ。駅でお弁当買って、ホームでかけそばを買って車内へ持ち込む。車内に出汁の香りを充満させて出発だ。
大野を越えて木古内へ。あっという間に青函トンネルに突入。こちらもあっという間に眠りにつく。気が付いたら新青森までもうすぐだ。早過ぎねぇか?この後は大変な目に合うはずなのにね。
実はですね、北斗星の振替で新青森駅のここまでは指定席だったけど、大宮までの新幹線は立ち席しかなかったんだなこれが。
東北の大雪を呪いつつ新幹線に乗り込む。八戸までは空席があったので座っていったが、その後はデッキで立ちっぱなし。それでも2時間くらいで大宮へ。すごい速さで後ろにすっ飛んで行く景色を見てるだけで退屈しないねえ。
函館7時30分頃でて、13時前に大宮に着いちゃった。取りあえずお昼ご飯食べてから川口に帰ろうか。食べ終わったら気を失いそうになってきたので、気力を振り絞り立ち上がる。いかん、いかんぞっ、家に無事着くまでが帰省ですよ。
川口までの京浜東北線は爆睡してして赤羽に行きそうだったけどね。